学習塾に通っている割合はどのくらい?低年齢化する通塾率の動向について
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最近は、幼児教育や早期教育といった言葉をよく耳にするようになりましたが、小学校にあがる前から学習塾に通っているという子どもも増えています。
受験対策や学校の試験対策などを目的に学習塾に通うというケースもありますが、学校の授業に遅れることなく学習ができるようにするためにも、子どもが小さい頃から学習塾に入って「自ら学ぶ環境を整える」というご家庭も多いようです。
こちらの記事では、どのくらいの子どもが学習塾に通っているのかについて小・中・高と分けてご紹介します。
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学習塾に通っている割合はどのくらい?
学習塾に通っている人がここ最近増加しているのをご存じですか。
学習塾に通う目的はご家庭によってそれぞれですが、特に多いのは学校の授業についていくために必要な基礎となる学力を養うため、そして中学や高校受験といった進学のための対策授業を受けるためです。
・小学生の通塾率が増加している
公立の小学校、私立の小学校と通塾率の確率は若干違いますが、傾向として多いのが「低学年」のうちから学習塾に入るという生徒が増えているということです。トータルでいえば公立小学校の生徒の通塾率は約2~3割、私立中学校の生徒の通塾率は約6~7割です。
そのうち、小学校低学年か塾に入っているという生徒は約3割ともいわれるほどです。中
低学年のうちから学習塾に通うことで学校の授業に付いていけるようにするため、という目的で補習塾に通うという場合が多いようです。
・中学生は内申点や入試対策のために塾に通う
小学校の頃とはまた違い、中学校での成績は二年生以降のテストの点数や成績をもとに計算して出した「内申点」というものがあります。そのため、内申点を高く保つためには一年生の頃から学習塾に通い基礎学力を身につけておくことが大切だとされているのです。
中学校の学習の多くが発展を伴う科目が多いため、一年生の時に習う箇所が理解できていないと二年生、そして三年生の授業についていけないとう状況に陥ってしまうのです。
そのため、中学生の通塾率は5~7割ほどと言われています。通塾率の差は私立に通う中学生にくらべ、公立に通う中学生のほうが多いようです。
・高校生は塾に通う生徒と通わない生徒が両極端!?
高校生になると学習塾に通う生徒と、通わない生徒の割合がくっきり分かれることから、小学校や中学校にくらべると通塾率がぐっと下がり3~4割ほどです。
毎日放課後には部活動をしている生徒も多いですし、塾に通わず友人と出かけたり、アルバイトをしたりという生徒も増えます。また、学習塾に通う生徒の多くは大学受験のためにと進学塾に通うことが多いようです。毎年の出題問題の傾向などから対策されたカリキュラムを塾で習います。どういった大学に進み、どの学部を専攻したいかによっても問題が異なることから、生徒自身が学ぶべき内容の授業を受けられる学習塾に入ることが大切になります。
まとめ
今回は、学習塾に通う生徒の通塾率を小学生や中学生、そして高校生と分けてご紹介してきました。どのような目的で学習塾に通うのかを明確にして、子どもに合った学習塾を選ぶことで学習塾での学習効果をより高められるはずです。
目的によっては学習塾に通うタイミングが早ければ早いほど良いと言われているので、学習塾にお子さまを通わせたいと思っているご家庭では、早い段階から情報収集をして、準備を始めておくとより安心です。