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子どものために最適な学習塾選びをしよう!入塾前に知っておきたいポイントや注意点

「子どものために思って選んだ学習塾なのに、一向に結果がでてこない・・・」といった悩みを抱えているお母さんお父さんも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、これから学習塾選びをしようかと考えている方や、今の塾のままで良いのかと不安に思われている方に向けて、まずは学習塾選びをするまえに知っておきたいポイントや注意点についてご紹介します。

親御さんがお子さまのためにできることは、何も応援するだけではありません。子どもがより勉強に集中できる環境や、学びたいと思わせる学習塾を選ぶ手助けをすることも親の役目であり、子どものことよく知っている親だからこそできる特権でもあります。

それでは早速、入塾前にぜひ知っておいて頂きたい学習塾選びのポイントや注意点について以下でまとめていきます。

 

入塾前に知っておきたい学習塾のこと

ここでは、学習塾に始めて入るというお子さんがいる保護者の方に向けて、入塾前にぜひ知っておいて頂きたいことをいくつかご紹介します。が、その前に、学習塾を失敗しないためにこれまた絶対に覚えておきたい基本中の基本をご紹介します。

 

学習塾選びの基本中の基本はこれ!!

学習塾選びの基本中の基本、それが「子どもに最適な学習塾を選ぶ」ということです。

保護者も子どもといっしょに学習塾選びをしますが、そこで注意したいのが「親の考えだけで学習塾を選んでしまうことがないようにする」ということです。学習塾に通うのは子どもです。親ではありません。

人生経験が豊富な大人が総合的に考えて良いと思った学習塾でも、子どもにとっては全く逆で、それが大きなストレスを抱くきっかけになってしまうかもしれません。だからこそ、保護者の独断だけで学習塾を決めてしまうことは絶対に避けなければなりませんし、子どもに最適な学習塾を選ぶということは入塾前に絶対覚えておきたいことなのです。

それでは次に、入塾前に知っておきたいポイントをより詳しく見ていきましょう。

 

 

学習塾の形態や経営者によっても選び方が変わる

学習塾に通っている子どもの割合が昔に比べ増えているとされていますが、実際に学習塾探しをしてみると日本全国に本当にたくさんの学習塾が存在して一つに絞りきるのもそう簡単ではありません。

例えば、学習塾といっても以下のように形態や経営者などが異なります。

 

《形態の違いで選ぶ学習塾》

学習塾の主な形態に、「個別指導塾」や「集団指導塾」があります。

個別指導塾は基本的に生徒と講師が一対一、もしくは二~三名ほどの生徒に対して講師が指導にあたります。一方、集団指導塾はその名のとおり集団の生徒に対して講師が指導にあたります。

積極的に学習ができたり、他の生徒がいることで刺激を受けて向上心が高まるという子どもには集団指導塾がおすすめですし、分からないことを気軽に講師に質問できたり、理解できないところは過去に戻って勉強ができたりすることに魅力を感じる子どもには個別指導塾がおすすめです。

 

《経営者の違いで選ぶ学習塾》

「大手塾」と呼ばれる塾もあれば、「個人塾」と呼ばれる塾もあり、これら二つの大きな違いが「経営者の違い」です。

大手塾の場合は法人により運営されていることから、有名な学習塾によっては本部のほかに全国各地にいくつもの塾を抱えています。個人塾の場合は、講師が自ら運営している小規模な学習塾が多く、その大半が地域密着型を軸に生徒を指導しています。

このように、経営者の違いによって学習塾の選び方を工夫することができます。

例えば、地元の高校進学するための受験対策の授業を受けたいという場合には、地域の情報により詳しい個人塾のほうがおすすめです。個人塾は講師と生徒が信頼関係を築きやすいといわれることから、進路相談や生徒指導といったことも柔軟に指導してもらえることがメリットともいえます。

 

《学習目的の違いで選ぶ学習塾》

学習塾によって、それぞれ特徴が異なるように「学習目的の違い」もいくつかあります。

たとえば、子どもが学校の授業についていけない、成績の底上げをしたいという時には、「補習」をメインにした学習塾を選ぶのがおすすめです。

補習目的の学習塾であれば、学校の授業で理解できなかった部分にまで戻って改めて理解度を高めることができますし、内申書の評価を高めるために今の成績を少しずつ向上させたいというときにも効果的です。

また、中学受験や高校試験を控えているという方には、「進学」目的の学習塾がおすすめです。

学校で学べる基礎能力はすでに身についていることをベースに、入試対策や受験対策を効果的に進めることができます。競争相手がいるとより学習に身が入るというタイプの子どもであれば、個人指導塾ではなく進学目的の集団指導塾に通ったほうがより高い効果が期待できるでしょう。

 

 

今一度検討したい!学習塾選びをするときに注意したいこと

今まさに一つの学習塾に絞ったという方は、以下でご紹介する「学習塾選びをするときに注意したいこと」を参考に今一度よく検討してみてください。

 

注意(1)学習塾の方針と子どもの学力は合っている?

せっかく学習塾に通っているのに、学校の授業と同じで「子どもが授業についていけていない」といった問題がよく起こります。

この原因は何といっても、学習塾の方針や授業の内容が子どもの学力に合っていないことが大きな問題です。評判が良いから入ったけど、実際には子どもが授業に全くついていけないでは意味がありません。

そのため、まずは子どもの学力をよく知ることが大切ですし、その結果に対してどういった指導方針が合っているのかをよく検討する必要があります。

子どもによっては、一部の苦手科目だけ基礎から抜けていることがあるので、ただ単に科目選択できる学習塾を選ぶのではなく、科目を選べると同時に以前学習した内容にまで遡って学習できるような補習塾を選ぶことが大切です。

 

注意(2)友だちが通っているからだけで選ばない

学習塾を選ぶときによくあるのが、「友だちが通っているから自分も入る」というケースです。

仲の良い友だちが通っている学習塾だから安心と思ってはいたのに、学習レベルが違って授業についていけない、または授業内容が物足りないということが起こり得ます。これは、保護者が良いと思った学習塾だからと、決して子どもも同じような気持ちになるとは限らないのといっしょです。

友だちが良いと言っても、自分にも合うとは限らないのです。

もちろん、周囲の評判はとても大事です。友人が良いといっている学習塾もあれば、良くないといっている学習塾もあるでしょう。こういった情報を全て鵜呑みにするのではなく、ご自身のお子さんがどういった目的で学習塾に通うのかを明確にすることで、目的や学力に合った学習塾選びをすることが大切です。

 

注意(3)合格者の数だけに囚われ過ぎない

学習塾に子どもを通わせたことで過度な期待を寄せる保護者が多いですが、子どもによってその成長や効果が現れてくるスピードには差があります。

そのため、学習塾に通って数か月で結果がでる生徒もいれば、一年後の成績をみたら全体的に微量ではあっても成績が上がったという生徒もいます。

学習塾の広告宣伝などに「~高校○○名合格」といった実績が大きく掲載されていることがありますが、その学習塾に通う生徒の総数が分からなければ合格している生徒の割合までは分かりません。そして、合格率が良いからと子どもに合った学習塾であるとは言い切れません。

だからこそ覚えておいていただきたいのが、学習塾選びをするときの基本中の基本「子どもに最適な学習塾を選ぶ」ということなのです。

 

注意(4)講師の質や子どもとの相性

はじめて学習塾選びをするというときには、子どもに合った学習塾であるかを判断するためにも効果的に「無料体験授業」に参加されることをおすすめします。

学習塾の雰囲気や授業の進め方、そして学んでいる生徒たちのようすを確認するためにも効果的な体験授業ですが、それと同時に「講師の質」や「子どもとの相性」を知るためにも効果的だといえます。

無料体験授業に参加するときには、できれば実際に入塾した場合に担当となる講師の授業を体験するのがおすすめです。入塾したら違う講師だった、ともなれば相性が合わないといっても簡単に変更することができないので、体験授業の前にはこの点もよく確認しておきましょう。

大手塾では、積極性がないとたくさんの生徒の中で埋もれてしまうことがよくありますが、地域密着型の個人塾であれば講師と生徒が信頼関係を築きやすく、より親身な指導を受けられるといった効果もあるのでおすすめです。

 

注意(5)交通手段や経済的なことを吟味する

子どもに合った学習塾選びをするということは、すなわち子どもが通い続けられる学習塾という意味でもあります。

どれほど評判が良くて生徒数が多い学習塾でも、子どもが長く通いたいと思わせる学習塾でなければ意味があります。そんな時に忘れてはならないのが、学習塾までの「交通手段」です。

駅前にある大手塾のほうが生徒数も多いし魅力的・・・、と考える方も多いようですが、学校や自宅から学習塾が遠くなるほど帰宅時間も遅くなってしまい、子どもに余計な負担をかけてストレスが溜まる原因になる可能性があります。そのため、評判や口コミだけに囚われ過ぎずに、子どもがストレスなく通える距離の学習塾に通うのがおすすめです。

また、「経済的」な面は家族全員に関わってくる問題です。

子どもに合った学習塾だからといって経済的に無理をしてしまえば、家計の経済に大きな負担を与えかねません。このことからも、学習塾に長く通わせたいというときには現在の経済状況を考えながら、絶対に必要と思われる授業だけを受けさせるというように上手くやりくりすることも大切なことです。

 

 


まとめ

今回は、はじめて学習塾選びをされるご家庭や、今通っている学習塾に不安を抱いているご家庭に向けて「学習塾選びをする前に知っておきたいこと」や「注意点」などについていろいろとご紹介してきました。

こちらの記事で何よりも大事だといえること、それが何度もお伝えしている「子どもに最適な学習塾を選ぶ」ということです。

保護者主体の考えに子どもも同調するとは限りませんし、その考えがかえって子どもに精神的な苦痛を与えている可能性があるからです。

学習塾選びを失敗しない、そしてより学習効果を高めるためには親と子どもがいっしょに考えて、適切な学習塾を慎重に選んでいくことが何よりも大切なことだといえるでしょう。

どんな学習塾選びをしたら良いかと悩んでいる方は、ぜひ今回ご紹介したような内容を参考に最高の学習塾を探し当ててください。