学習塾に通う目的や子ども性格などを踏まえて、さまざまな種類や形態の学習塾の中から最適な学習塾選びをすることがより高い効果を得るためには大切なことです。
そして、学習効果をより高めたいと願うのであれば、「学習効果を高めるために親が気を付けること」を事前に抑えておくことも大切です。
学習効果を高めるために親が気を付けること
学習塾で勉強をするのはもちろん子どもですが、より高い学習効果を求めるのであれば家族全員が一丸となって協力し合うことも大事なことです。
学習塾を選ぶときには、子どもとの相性がいい学習塾を選ぶのが基本ですが、より学習効果を高めるためには以下のようなポイントもぜひ抑えておきましょう。
ポイント① 長期的な計画を立てる
学習塾に通うことで学習効果を高めるためには、親と子どもでよく話し合って「長期的な計を立てる」ことが大切です。
学習塾に通ったからと確実に学習効果が高まるとは言い切れないため、まずは学習塾のほかにも、学校生活、放課後の習い事や部活動など、子どもの生活習慣を踏まえたうえでバランスの取れたスケジュールを組む必要があります。
スケジュールよく考えずに学習塾に通ってしまうと、子どもに余計なストレスがかかるリスクも高まりますし、勉強と私生活のバランスが取れずにどちらも中途半端な状態になってしまうこともあります。
ポイント② 勉強をしなさい!という言葉を控える
子どもに対して「勉強をしなさい」と毎日のように言ってしまうことがありますが、この言葉がかえって子どものやる気を半減させている場合があるのです。
実際に、勉強をしなさいと言われた子どもより、勉強をしなさいと言われない子どものほうが勉強を自主的にしているといったリサーチ結果もあるほどです。
それでも、どうしても学校の授業以外で勉強を自主的にしないという子どもであれば、学習塾に入ってほかの生徒といっしょに勉強をすることで競争心を持たせる、親自身がいっしょに勉強をする、または将来についていっしょに考える時間を設けるなどして、子どもを自然に勉強しようという気持ちにさせるといったことも効果的です。
とにかく、勉強しないさいと言われることで反発心ややる気を子どもが失う可能性が高いので、できればこの言葉のほかに親ができることから初めていきましょう。
ポイント③ 塾の宿題やファイリングのサポート
学校以外にも学習塾からは「宿題」が出されることが多いのですが、授業で習ったあとに宿題に手を終わらせたほうが復習になるのでより理解度が高まります。
そのため、家に帰ってから宿題をやろうという意欲を子どもに起こさせるために、親が今日どんなことを塾で教わったのかを子どもに聞いてみるのも効果的です。
学習塾からは、宿題のほかにも必要とされるプリントをたくさん配布されるので、子どもが過去の内容を振り返りたいときに何時でも簡単にファイルを手にとれるように「ファイリング」をしてあげるのも良いでしょう。プリントの数は膨大なので、子どもに任せきりにしてしまうとゴチャゴチャして勉強する気を失わせてしまうことがあるので注意が必要です。
まとめ
今回ご紹介したように、学習塾に通うことで高い効果をもたらすためには、子どもに合った学習塾を選ぶことも大切ですが、子どもや学習塾任せになるのではなく親自身も子どもの学習効果を高めるためのサポートをしっかり行うことが大切です。