最近話題の個別指導塾に通うのは正しい選択か?その魅力や塾選びをするときのチェックポイント
学習塾に通い始めたという子どもの数が年々増加しているようですが、その中でも学習塾業界ブームの象徴ともいえるのが最近話題の「個別指導塾」です。
少し前まではちょっと高いイメージがあって敷居が高いと諦めていたご家庭も多いようですが、数年前からは個別指導塾のほうがより成績UPしやすいのでは・・・」と大きな期待を抱く方が多くなったことも個別指導塾人気の背景にはあるようです。
そこで今回は、個別指導塾に通うのは正しい選択なのか、そして個別指導塾の魅力、さらには個別指導塾を選ぶときに知っておきたいポイントについてご紹介します。
個別指導塾に通うのは正しい選択?
これから個別指導塾に通うというときに、その選択が正解であるか間違いであるかを判断するのは難しいですが、子どもの性格や勉強をする目的に合った個別指導塾を選ぶことができれば、大きく後悔するといったことは避けられるはずです。そして、正しい選択ができれば、最大の目的である「成績UP」、「お受験合格」といった最高の結果を引き寄せることができるはずです。
以下では、最近話題に挙がることが多い個別指導塾の魅力についてまとめています。
個別指導塾だからこその魅力があります!
ほかの学習塾にはない魅力が個別指導塾にはありますし、その魅力をもとに子どもに合った学習塾を選ぶことができて結果が伴っていれば、個別指導塾に通うのが正しい選択だったといえるはずです。
◎生徒一人一人に合ったカリキュラムを選べることが魅力的
個別指導塾を選ばれる大きな魅力といえば、「生徒一人一人に合ったカリキュラムを選べる」ということです。
学校の授業では他の生徒もいるために分からないことがあっても気軽に質問できない、または周りの人が気になって授業に集中できないという生徒も多いようです。
そのような時でも、個別指導塾であれば自分に合ったカリキュラムを選択できることから、分からない部分や苦手な科目を中心に周りのことを気にすることなく授業を受けることができます。
また、個別指導塾には学力のレベルもさまざまな生徒が集まっています。補習を目的とした授業を受けたい生徒は補習タイプの指導を受けますし、受験や入試対策のために勉強をしたいという生徒は進学タイプの指導を受けます。集団指導塾であれば学校の授業のように他の生徒たちに合わせて授業を受けるのが基本ですが、個別指導塾であれば個人のレベルや目的に合わせてカリキュラムを組めて効率のよい授業を受けられるのです。
◎特定の科目を選択して授業を受けられるという魅力
こちらも先にご紹介したカリキュラムを選べるという部分に含まれる魅力ではありますが、個別指導塾に通うことで「特定の科目を選択して授業を受けられる」ことに大きなメリットを感じている生徒が多いようです。
集団指導塾であれば時間割によって学ぶ授業が決まっていますが、なかには数学は得意だからか国語だけ学びたいという生徒もいるはずです。個別指導塾であれば得意な科目の授業は最小限に抑えて、苦手な科目を集中的に勉強するといった方法をとることができます。
苦手な科目を分からない部分にまで遡って学習することができるため、難しいと思っていたことをクリアして見事苦手を克服できたという子どももたくさんいます。
個別指導塾を選ぶときに覚えておきたいチェックポイント!
個別指導塾を選んだことを後悔しないためにも、学習塾選びをするまえには以下のようなチェックポイントを抑えておきましょう。
ポイント① 個別指導を受ける人数は?
「個別指導塾というだけあって、生徒と講師が一対一のマンツーマン授業でしょ」とイメージされる方も多いようです。
これも決して間違いではないのですが、実際には生徒二人に対して講師が一人、多い時には五人ほどの生徒に対して講師が一人というスタイルの塾もあります。
個人的に分からない箇所を徹底的に教えてもらえることに魅力を見出している生徒も多いので、できれば効率よく学習するためにはマンツーマン型の個別指導、最大でも2~3名ほどの人数で個別指導を受けられるタイプの塾を選ぶのがおすすめです。
ポイント② 講師が担当制?
学習効率を高めるためには、講師が毎時間変わるのではなく固定された「担当制」であったほうが良いと言われています。
担当制の講師については、学期ごとや一年間ごとに固定されていたほうが望ましいですし、場合によっては教科ごとに担任制がとられているといった塾もおすすめです。講師が毎回変わってしまうケースでは、講師によって指導の仕方がマチマチで子どもが混乱する可能性もありますし、講師の間で引き継ぎがきちんとできていない場合だと授業内容が前後してしまうリスクもあるのであまり効率的だとはいえません。
ポイント③ 進学目的にも対応している?
個別指導塾にはさまざまな目的をもった生徒が集まるので、一人一人学力や得意、不得意が違います。
補習タイプの要素が強い個別指導塾では、学校の授業で分からない点を復習するといった授業が多くなるため、進学目的で個別指導塾に通うといった子どもには少し物足りなさを感じさせてしまうかもしれません。
そのため、自分のペースで学習したいけど、進学目的のための対策授業も受けたいという子どもに対しては、これらの希望に見合った個別指導塾を探すことがとても大切なことだといえるでしょう。
ポイント④ 予習もきちんとしてくれる?
個別指導塾に通うと苦手な科目を集中的に勉強したり、過去に理解できなかった部分にまで振り返って学習し直したりという魅力があります。
ただ、ここで注意したいのが、補習目的だけでなく「予習もきちんとしてもらえる」といった個別指導塾を選ぶということです。
補習ばかりに目が向いてしまうと過去の部分は理解できても、相変わらず新しいことを学ぶ学校の授業には付いていけないといった問題が生じてしまうからです。
そのため、補習目的で個人指導塾に通うのと同時に、予習のための指導を受けられる塾を選ぶこともとても大切なことだといえるでしょう。そのため、補習学習はもちろんのこと、進み具合や生徒のようすを見ながら効果的に予習を行う塾であることも重要なチェックポイントです。
ポイント⑤ 自習室は自由に使える?
学習塾に通う理由の一つに、子どもが自主的に勉強したいと思う環境を整えることが大切だといわれています。
そのため、授業を受ける教室以外にも「自習室」を設けている個別指導塾であれば尚更魅力的ですし、子どもが勉強をしたいと思ったときに自由に自習室を使うことができればより学習効果が上がりやすいといえるでしょう。
まとめ
個別指導塾に通うことが正しい選択であったと感じるためには、今回ご紹介したように個別指導塾の魅力や効果対して、目的や子どもの性格が合っているかをよく見極めることが大切だといわれています。
結果が現れれば「正しい選択であった」と言えますし、「子どもが自分から学習しようという姿勢を持ち始めた」ということだけでも、個別指導塾に通って良かったと満足することができるはずです。