はじめての学習塾!子どもを通わせる前に知っておきたい学習塾の基本情報
「来年には高校入試が控えているから、この機会に子どもを学習塾に通わせたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
子どもを学習塾に通わせたいと考えてはいるけど、何か始めたら良いか分からないという時には先ず、「学習塾の基本を抑えること」から始めましょう。
一口に学習塾といっても、その形態や目的は大きく異なりますし、こういった基本を知らずに学習塾選びをしてしまうと「子どもに学習効果を失わせてしまう・・・」といった失敗にもつながりかねません。
そのためにも先ずは、今回ご紹介する内容などをもとに「学習塾って何だろう」という疑問を紐解いていきましょう。
そもそも「学習塾」って何だろう?
お子さまがいるご家庭では、子供が小学生に上がる頃にはすでに「学習塾」という言葉を何度も耳にするはずです。そこで気になってくるのが、「そもそも学習塾って何?」ということです。
それではまずは、これからお子さまを学習塾に通わせたいという方に向けて学習塾の基本についてご紹介します。
学習塾とは?
その名のとおり、「学習」することを目的とした施設のことを「学習塾」といいます。
小学校や中学校で授業を受けるほかに、進学や学習の補強を目的に学校以外の学習塾に月謝を払いながら指導を受けることができます。
日本全国に多数の学習塾が点在していることから、個人の目的や能力に合わせた学習塾を選ぶことができます。先にご紹介したように、学習塾によって目的もさまざまなため、入試に合格することを目的とした「進学塾」もあれば、学校で分からなかった不足した部分を補強するための「補習塾」もあります。
学習塾によって規模にも違いがあるため、大手の学習塾をはじめ、中小の学習塾、さらには個人で開校している学習塾などもあります。
それでは次に、学習塾の主な「形態」についてご紹介します。
選び方もいろいろ!学習塾には二つの形態がある!?
一口に学習塾といっても、実際のところは大きく分けて二つの形態の学習塾があります。
それが今回注目している「個別指導塾」、そしてもう一つは「集団指導塾」です。
◎個別指導塾の特徴
個別指導塾は、その名のとおり個人向けの学習塾、または少人数制の学習塾のことです。
生徒一人に対して完全にマンツーマンで講師が指導にあたるスタイルもあれば、2~3名ほどの生徒に対して講師一名が担当するといったスタイルもあります。最近の学習塾業界では、生徒一人一人を見てもらえる個人指導塾の人気が高まっているとされています。
◎集団指導塾の特徴
個別指導塾が単独、または少人数の生徒に対して講師が一名つくスタイルであるのに対し、5~6名ほど、場合によってはそれ以上の生徒に対して講師一名が指導するスタイルの塾のことを集団指導塾といいます。集団指導塾では、定期的に行われるクラス分けテストを行い、生徒一人一人に合ったレベルのクラスに振り分けられて指導を行います。
目的が違う進学塾と補習塾とは?
学習塾の形態として個別指導塾と集団指導塾がありますが、このほかにも学習塾に通う目的によっても塾の選び方が変わります。
そこで覚えておきたいのが、「進学塾」と「補習塾」の違いについてです。
進学することを目的とした「進学塾」
学習塾に通う目的によって「進学塾」、または「補習塾」に通うかを選ぶことができます。
まずは最初に、進学塾について簡単にご説明します。
進学塾とは、希望している中学や高校への進学を目指すために通う塾のことを指します。早いご家庭では、お子さまが幼稚園生の頃から受験を目指すための進学塾に通うこともあり、各受験の対策に特化したカリキュラムが組まれている、という特徴があります。
進学塾では、学校の授業内容を理解している生徒を対象にしていることから、試験の傾向を見ながらよりハイレベルでスピード感のある授業を受けることができます。
不足している学習を補うための「補習塾」
進学を目的としている進学塾とは違い、基本的には「補習」を目的に通う塾が補習塾です。
小学校や中学校で受けている授業についていけない、またはテストや試験で良い点数を取りたい、成績を上げたいという生徒を対象に学習の不足を補うための環境が整っている塾です。
まとめ
今回は、子どもを学習塾に通わせようと検討している方に向けて、まずは知っておきたい学習塾の基本情報についてご紹介しました。
学習塾に通ったことでの効果は子どもによってケースバイケースではありますが、家では全く勉強をしたがらない、飛び抜けて苦手な科目があるといった子どもには学習塾を利用して不足分を補習するといった方法を取るのもおすすめです。
学習塾といっても形態や目的などによって、さまざまな塾を選ぶことができますし、子どもにとってどういった塾がベストなのかを考えるためには学習塾に関する基本的な情報をご両親がよく理解することが大切なことです。